このたび、JRC2022総会を開催するにあたり、第81回日本医学放射線学会総会の村上卓道会長、第78回日本技術学会総会学術会の白石順二大会長、第123回日本医学物理学会学術大会の西尾禎治大会長、ITEM2021を主催される一般財団法人日本画像医療システム工業会山本章雄会長におかれましては、JRC代表理事として心からお慶び申し上げます。また、これらの会や催しにあたりましては、各事務局はじめ、多数の皆様に大変なご尽力いただきました。JRC代表理事として大いなる敬意を表したいと思います。
新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延はすでに三年目を迎え、我が国における第六波の完全収束も残念ながらまだ見えてはおりません。そのような中、一昨年のJRC2020は完全Web開催となりましたが、昨年はJRC 4団体の関係者の方々のご努力により、パシフィコ横浜でのOn-site開催と、一昨年の経験を生かしたOn-line開催を合わせて行うハイブリッド形式での開催となりました。そのノウハウの確立もあり、今回のJRC2022もパシフィコ横浜を主会場とするハイブリッド開催がなされることとなりましたことを誠にうれしく思っております。開催においては、昨年よりもさらに進んだweb方式を工夫されるとともに、学会の国際化の潮流を取り戻すための数々の新しい試みも為される予定であり、大変期待しております。
さて、今回の開催テーマは 未来への潮流と変革(Radiology – A key for the Paradigm Shift)です。新型コロナウイルス感染症という未曽有のパンデミックの中で、私たちは苦しみながら、しかし、そこから学び、持続可能な新な放射線診療・科学・産業を構築していく術を創造しつつあります。そこには、必ず「パラダイムシフト」が存在するわけで、それをしっかりと検証していくことが、今回のJRC2022のテーマであると私は受け止めています。ご参加いただく皆様には、ぜひ、「パラダイムシフト」を感じ取っていいただけましたら幸いです。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、多くの犠牲者が出ている不安な世界情勢の中で、私どもが平和裡にJRC2022を開催できることの幸せを心より感じます。世界平和を祈りつつ、JRCは多くの皆様のご参加を期待しております。何卒よろしくお願い申し上げます。