このたび、JRC2023総会を開催するにあたり、第82回日本医学放射線学会総会の粟井和夫会長、第79回日本技術学会総会学術会の市田隆雄大会長、第125回日本医学物理学会学術大会の阿部慎司大会長、ITEM2023を主催される一般財団法人日本画像医療システム工業会山本章雄会長におかれましては、心からお慶び申し上げます。また、総会開催までの準備に際し、各事務局をはじめ多数の皆様に大変なご尽力いただきました。JRC代表理事として多大な敬意を表したいと思います。
新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延は完全収束とはいきませんが、ようやく収まる兆しが見えてきました。5月8日から新型コロナウイルスは2類から5類となる予定で、経済活動をはじめ様々な活動が徐々に回復しつつあります。
コロナ禍への対応のため、JRC2021・2022総会はJRC 4団体の関係者の方々のご努力により、パシフィコ横浜でのハイブリッド形式での開催となりました。On-lineの利点を残しつつ、今回のJRC2023もパシフィコ横浜を主会場とするハイブリッド開催となります。ここ数年新型コロナウイルス感染症のため海外からの参加者がほとんどありませんでしたが、今回の開催においては、世界各国から多くの方が参加されます。学会の国際化の潮流を取り戻すため、多くの国際交流セッションも予定されており、大変期待しております。
さて、今回の開催テーマは “Be a Game Changer in Medicine with Radiology” です。新型コロナウイルス感染症という未曽有のパンデミックから様々なことを学び、持続可能な新たな放射線診療・科学・産業を構築しつつあります。そしてそれは医療・医学におけるGame Changerにつながるということが、今回のJRC2023のテーマであると私は受け止めています。ご参加いただく皆様には、ぜひ、「Game Changer」としての可能性を感じ取っていただけましたら幸いです。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、多くの犠牲者が出ている不安な世界情勢の中で、私どもが平和裡にJRC2023を開催できることの幸せを心より感じます。世界平和を祈りつつ、JRCは多くの皆様のご参加をお待ちしております。何卒よろしくお願い申し上げます。